投資と投機の違いとそれぞれの意味について


「金儲けの何が悪いんですか?」村上世彰氏が会見で記者に尋ねました。村上世彰氏とは、村上ファンドの代表でインサイダー取引で逮捕された人物です。

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先ほどの言葉は東京証券取引所で行われた記者会見での発言で、会見の数時間後に村上氏は逮捕されました。当時の村上ファンドは飛ぶ鳥を落とす勢いで稼ぎまくり、日銀総裁が個人的に資金を拠出するほどでした。

そんな村上氏のことをマスメディアが放っておくわけがなく、事あるごとに村上氏の事をハゲタカだ、金の事しか考えてない男だ、と叩き続けました。それにより、村上世彰=金の亡者というイメージが日本国民に定着し、1人の悪役が作り出されたのです。

会見での「金儲けは悪いことですか」という言葉は、自分の仕事を叩かれ続けた村上氏の心に、ずっとあった言葉だったと想像出来ます。


国民的イメージ



村上氏はインサイダー取引で逮捕されましたが、その疑惑が出る前からマスメディアに叩かれていました。ファンドで敵対的買収を行っていた事に加え、ニッポン放送やTBSを標的にしていた事も、叩かれた理由と考えられます。

そして、多くの国民もマスメディアの村上叩きに賛同をしていました。日本人の多くが投資や投機に対して悪いイメージを持っているので当然の事なのかもしれせん。汗もかかずにお金を稼ぐ投資や投機は、ギャンブルと同じと思っているわけです。


投資・投機



多くの日本人が投資も投機も同じようなものだと思っていますが、金融商品の取引に関係している人は二つを区別して考えています。ただし、どういう区別の仕方が正しいのか、まだハッキリとしておらず、長年の議論のテーマとなっているのが現状です。

正しいのか正しくないのかは別として、一般的にどういう区別をされているのかと言うと、投資は「対象の事を慎重に分析する・長期的・成長を望んでいる・インカムゲイン(利子や配当を得る事)」などと思われています。

次に、投機をどういう風に考えているのかと言うと「限定的な情報で判断する・短期的・値動き重視・キャピタルゲイン(対象の価格が変動する事で生じる差益の事)」などと思われています。


意味



投資と投機は、どちらもお金を使ってお金を稼ぐ事なので、投資や投機をやらない人が「どっちも同じようなもの」と思うのは仕方がない事です。違いを説明しようとしても、曖昧な部分が多いのでなかなか大変だと思います。

そんな投資と投機の違いですが、簡単に違いを説明出来る部分が1つだけあります。それは漢字です。

投資の「投」は投じる「資」は資本なので、組み合わせると「資本を投じる」となります。ちなみに資本とは事業活動などの元手のことです。そして次に投機ですが「投」は投じる「機」は機会なので組み合わせると「機会に投じる」となります。

機会を分かりやすく言うとチャンスなので、チャンスに投じるという意味になります。こういう風に漢字の意味で説明すると、違いが分からない人にもなんとなく理解をしてもらえるはずです。


FX



ちなみに、FXは投資と投機のどっちなのかと言うと、投機だと思います。そして、投機だからといってFXをやる事に後ろめたさを感じる必要もないと思っています。

現代の経済システムでは投資だけでなく投機も経済の歯車に組み込まれているので、無くなってしまうと大変な事になります。つまり投資と投機どちらも、今の世の中には無くてはならないものになっているのです。
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タグ : FXコラム ファンド FX

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