大地震が起こった後の為替の動きとその理由【FXコラム】


突然大きなアラーム音を出す自分の携帯電話、マナーモードにしてるのになぜだろうと思いながら携帯を見ると「緊急地震速報」の文字、ドキドキしながら身構える事しか出来ません。

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速報が出てもほとんどの場合、そこまで大きく揺れないのですが、いつ歴史的な大地震が来てもおかしくないので警戒や備えをしていないといけません。

その準備や心構えはFXに対しても必要です。なぜならばとてつもない地震というのは経済に打撃を与えます。そうなると為替にも影響を与えるのは自然の流れです。ちなみに、過去の大地震が起こった後の為替の動きには一定のパターンがありました。


東日本大震災



東日本大震災は2011年3月11日に起きた最大震度7の大地震で、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に大きな被害が出ました。

この日の前日2011年3月10日のドル円の安値を調べてみると82.66円で、地震の6日後3月17日に当時のドル円戦後最安値を更新し76.25円にまで円高が進みました。東日本大震災が起こった後の為替は、円高方向の動きが強まったわけです。


阪神淡路大震災



阪神淡路大震災は1995年1月17日に起きた最大震度7の大地震で、近畿圏の広い範囲に大きな被害が出ました。

地震当日の1995年1月17日のドル円は99円近辺、そこからジワジワと円高方向に動き3か月後の1995年4月に79.75円となり当時の戦後最安値を更新しました。


大地震のあとの為替の動き



2つの大地震、東日本大震災と阪神淡路大震災ですが地震が起こった後にどちらも為替が円高方向に動いています。そしてどちらも当時のドル円の戦後最安値を更新しました。

実はこの2つだけではなく、2004年の10月23日に起きた新潟県中越地震の後も円高方向へと動いているのです。

新潟県中越地震も先ほどの2つと同じ震度7だったのですが、地震による被害の規模が先ほどの2つの地震と比べると小さかったので今回は取り上げておりませんでした。

さて、東日本大震災と阪神淡路大震災、この大地震の後になぜ円高になったのか、その理由と言われている事を説明します。


その理由



当時、目にした地震後の円高の理由は様々なものでした。一番目にしたのが保険会社が損害賠償の為に円が必要となるのでドルを円に変えた流れがきっかけというものです。

その事に対して、そんなことをしなくても十分資金はあったから違うという説も目にします。次に、緊急にお金が必要となる企業が増える為、保有するドルを円に戻す動きが多くなる為というものです。

その他に、国内の投資家が不安心理によって円をドルに変える割合が減り、その結果いままでのバランスが崩れて円高に動くというものです。

この他にも色々な理由が言われていましたが、金融関係者でも専門家でもない普通の人間が本当の理由を調べることはほぼ不可能なので、正しい理由を知りたい場合はその道のプロが根拠のあるデータと分析結果をどこかで発表してくれることを期待していましょう。


FXトレーダー



最後に1つ。理由はどうあれ大地震が起こると円高に動く可能性が高いと思われるので、トレーダーはそれを上手に活用しなければいけません。もしもの時の為に知識を頭に備えておきましょう。
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タグ : FXコラム

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